鍼灸学科

鍼灸学科 3つの特長

国家試験、就職ともに全国トップクラスの実績! 職業意識を高める取り組みが充実しています。

  • 「はり師・きゅう師」国家試験合格率は、 7年連続100%を達成!(2016年3月実績)国家試験に向けたサポート体制が充実しています。
  • 職業意識を高める取り組みにより、就職率100%!(2016年3月実績)求人は県内外の病院や施設から多数寄せられています。
  • 臨床施設の治療見学や学内・学外イベントでの施術サポート等、臨床現場に直結する教育と取り組みが高い就職率に繋がっています。

試験成績分析に基づくオリジナル個別指導!他校にはない教育サポート体制が整っています。

  • 全ての試験成績を分析したデータを個別指導として学生に還元し、着実なレベルアップができるよう、学生一人ひとりにきめ細やかなサポートを行っています。
  • 国家試験合格レベル以上のカリキュラム構成と、教育上必要かつ有効な情報を元に教材を作成し、学生に提供しています。

確かな技能を養う、充実した臨床実習教育!卒業後、自信を持って活躍できます。

  • 現場で使用する機器や道具を揃え、複数の教員が徹底的な実技指導を行うことにより、確かな技能を養うことができます。
  • 臨床で求められる知識・技術レベルを認定する「学内認定実技制度」により、卒業後、臨床現場で自信を持って活躍することができます。
  • 「理論」「実技」「臨床実習」を一体化したカリキュラムにより、臨床力の向上を実現し優れた臨床家を育成します。

学科長VOICE

鍼灸学科 学科長<br />
足立 隆彦 鍼灸学科 学科長
足立 隆彦

患者さんに寄り添える鍼灸師へ

鍼灸医学は数千年以上前から脈々と受け継がれる伝統医学です。一方で欧米先進諸国においても患者主体の伝統医学を導入する動向があります。

我々は鍼灸治療を施す際、病の特徴だけでなく個々の体質、社会・家庭環境など、患者さんを取り巻く様々な状況に配慮したオーダーメイド治療を心掛けています。

教育において「生涯学習」という言葉があるように学ぶ意欲は人や時期を選びません。鍼灸医療に興味を持った皆さんを、鍼灸治療と同様に「オーダーメイドの教育」で国家試験合格(100%)はもちろん、患者さんに寄り添える鍼灸師へと導きます。

我々と共に学び、3年後はこの素晴らしい伝統医療を未来に伝えて行く仲間として社会貢献しましょう。

鍼灸師(はり師・きゅう師)になるまで

1年次 医学の基礎を学ぶ

東洋医学・西洋医学の基礎知識に加え、一般常識を学び医療人としての心がまえを高めます。

はり・きゅう実技・理論

鍼灸師になるために

現在、鍼灸師の職域は、接骨院、スポーツ現場、サロン、病院など多く存在します。ひと昔前は、日本、韓国や中国で行われてた伝統療法が、欧米先進諸国にも「日本の鍼灸」が浸透しつつあります。近年の研究によって鍼灸治療は、肩こりや腰痛といった日常生活に影響が出る症状以外にも、呼吸器疾患や泌尿器など、様々な疾患にも効果があることが分かってきました。そのため鍼灸は、今後様々なところで活躍できる可能性があります。鍼灸を学ぶ人は、男女、年齢も問わず、多くの人が学んでいます。これまで聞いたことがない専門用語がたくさん出てくるため、途中で逃げ出したくなることもあります。しかし、「鍼灸師になって活躍する」という志があれば、必ず合格できます。我々と学び、3年後、皆さんと共に鍼灸業界を盛り上げていきましょう。

鍼灸学科 はりきゅう実技・理論担当
城田 健吾

東洋医学理論

『東洋医学概論』では伝統的鍼灸診察~治療をする上で必要な、基礎理論を学んでいきます。日本において東洋医学とは、中国古代医学に起源を持つ伝統医学を意味します。そして約二千年前に体系づけられた中国伝統医学の治療技術の1つに鍼灸施術があるのです。東洋医学では、人は自然・環境の構成要素に極めて類似し、常に影響を受けているという「天人合一思想」や、身体はひとつの繋がりを持った有機体であるとする「整体観」を重視します。これらの調和が取れている状態が健康であり、この調和(バランス)を調えることが治療の本質といえます。1年次では人体の調和が取れた状態(生理)と不調和の状態(病理)を「陰陽」、「気血津液精」、「五臓六腑」の概念を用い考えていきます。2年次には五感を用いた診察(四診=望・聞・問・切)から患者さんの状態(=証)を導き出し、治療方針を立てることを学びます。現代医学で疾病名がつかないような愁訴「未病」に対しても、「証」を立てることで治療方針を導き出すことができるのです。普段聞きなれない言葉が頻繁に出てきて苦手意識を持つ人もいますが、東洋哲学に浸って根気よく取り組んでいけば、必ずその奥深さ・面白さに気付くはずです。

鍼灸学科 東洋医学概論担当
足立 隆彦

1年次に学ぶ主なカリキュラム

はり きゅう 実技 理論・東洋医学理論・基礎経路経穴学・解剖学・生理学・法学等

1年次の時間割(例)

曜日 1時限 17:30 ~ 19:00 2時限 19:10 ~ 20:40 3時限 20:45 ~ 21:30
英語 生理学 東洋医学概論Ⅱ
社会学 はり実技・きゅう実技Ⅰ-1 はり実技・きゅう実技Ⅰ-1
保健体育(講義) 東洋医学概論Ⅰ 基礎経絡経穴学Ⅱ
コミュニケーション 生理学
解剖学 解剖学 生体観察
形態機能学 はり実技・きゅう実技Ⅰ-2 はり実技・きゅう実技Ⅰ-2

2年次 応用力を高める

鍼灸治療に必要な診察・検査に関する知識の習得を目指します。

臨床医学各論

現代社会は、高齢化、生活習慣病の増加などを受け一人の患者がいくつもの合併症を伴うことも少なくない状況です。こうしたことから鍼灸師にも高度な知識を求められることが多くなってきており臨床医学総論、各論は極めて重大な科目になります。また、国家試験では問題数が多い科目でもあります。臨床医学各論は1つの疾患について成り立ちや出現する症状を学んでいく科目です。そのため1年次に学ぶ解剖学や生理学などの基礎科目の習得が必須です。例を挙げるなら、糖尿病であればインスリンというホルモンが大きく関わる病気です。生理学では身体から生成・分泌されるホルモンについて生成場所やホルモンの作用を学びます。科目と科目のつながりが理解できるとその科目がより楽しくなってきます。難しい科目ではなく楽しい科目、もっと知りたい科目と思ってもらえる授業を日々心がけているので共に学んでいきましょう。

鍼灸学科 臨床医学各論担当
勝又 隆弘

2年次に学ぶ主なカリキュラム

臨床医学理論・臨床心理学・応用経路経穴学・リハビリテーション医学・医療概論等

2年次の時間割(例)

曜日 1時限 17:30 ~ 19:00 2時限 19:10 ~ 20:40 3時限 20:45 ~ 21:30
リハビリテーションセミナーⅡ 鍼灸セミナーⅡ 関係法規
はり実技・きゅう実技Ⅱ-2 はり実技・きゅう実技Ⅱ-3
はり実技・きゅう実技Ⅱ-6 はり実技・きゅう実技Ⅱ-5 はり実技・きゅう実技Ⅱ-5
病態生理学 はり実技・きゅう実技Ⅱ-8 はり実技・きゅう実技Ⅱ-8
リハビリテーション医学Ⅰ はり実技・きゅう実技Ⅱ-7 はり実技・きゅう実技Ⅱ-7
臨床医学各論 公衆衛生学・衛生学Ⅰ 社会保障(職業倫理を含む)

3年次 臨床力・即戦力を磨く

講義や実技と平行して臨床試験を行い、多様なニーズに対応できる臨床力を養います。

臨床実習では1、2年生で学んだ解剖学・運動学などを基礎として、臨床上遭遇することが多い疾患を中心にさまざまな角度からの治療法や注意すべき事例などについて学んで行きたいと考えます。

鍼灸学科 専任教員
高木 敏和

3年次に学ぶ主なカリキュラム

応用はり きゅう論・東洋医学臨床論・臨床実習・総合鍼灸学等

3年次の時間割(例)

曜日 1時限 17:30 ~ 19:00 2時限 19:10 ~ 20:40 3時限 20:45 ~ 21:30
鍼灸セミナーⅢ-1 はり実技・きゅう実技Ⅲ-4 はり実技・きゅう実技Ⅲ-4
総合鍼灸学Ⅴ 総合鍼灸学Ⅳ 鍼灸セミナーⅢ-2
リハビリテーション医学Ⅱ 総合鍼灸学Ⅱ はり・きゅう適応判断
総合鍼灸学Ⅲ 鍼灸セミナーⅢ-3 鍼灸セミナーⅢ-2
鍼灸セミナーⅢ-2
はり実技・きゅう実技Ⅲ-3 応用経絡経穴学Ⅱ はり実技・きゅう実技Ⅲ-3
鍼灸セミナーⅢ-5 臨床実習Ⅳ 臨床実習Ⅳ

卒業

国家試験受験資格取得

国家試験

「はり師・きゅう師」免許取得