理学療法士は、国家資格ですからいわば「日本の健康を支援するための資格」といっても過言ではないと思います。健康でいつまでも活躍できる国民を輩出していくことが使命であり、これからの日本の未来を担うべき専門職の一つでもあります。理学療法士は、あらゆる分野に活躍の場があります。
この学校で過ごす4年間は、さまざまな経験やいろいろな人との出会いが生まれ、きっと皆さんの進むべき道標が指し示されることでしょう。「夢は見るものではなく叶えるもの」。その実現のためには、夢を持ち続け努力することが大切です。その傍らで支えながら、一人ひとりに合ったオーダーメイドの教育を心掛けています。
4年制の十分な時間を活かし、実践的で高度な技術を身につけ、国家試験合格→就職を目指します。
理学療法を学ぶ者として、人間の生活に対応した科学的思考を学習します。
新入生諸君の登竜門!物事はじまりが大事!理学療法に関する学習に興味高まることを念頭に「基礎医学セミナー」を進めます。医学を学ぶ学生にとって共通の重要科目である解剖学・生理学領域を中心に学習します。聞きなれない医学用語に戸惑い、教科書だけではイメージがわかない。そんな悩みが解消できるよう骨模型などを活用したグループ学習・実技実習などをじっくり展開し、骨学・関節学・筋学・神経学の領域をつながりある身体の構造と機能として基礎固めを行います。私達の手や足の骨・関節のしくみが理解でき、何故自由に動かすことができるのか?立ったり座ったり、歩くことができるのか?人の身体の不思議を実感し、「説明できる力」として基礎医学の知識を身につけることを目標にしています。「私は理学療法士です。」この将来の夢に向けて、ファーストステップを一緒に昇ろう。
理学療法学科 教務部長
山田 信治
理学療法士を目指すにあたり、病気や障がいについても勉強していきます。そのために基本・基礎となる心身の仕組みや働きを十分理解する必要があります。その中には、解剖学(からだの名称)、生理学(からだの働き)、運動学(からだの動き)があります。
解剖学では、正常な人体の形態と構造を研究する学問について学びを進めていき、理学療法士に特に関係の深い骨格系、関節・靭帯、筋系、神経系の構造について理解を深めていきます。また、解剖学を初めて学ぶ者や初めての機会となるため解剖学標本模型やスケッチ、人体骨格のポイントとなる突起部分等の触診などの実習も含め、3次元的・有機的な学習を進めていこうと思っています。
理学療法学科 専任教員
大嶽 達也
解剖学・生理学・運動学・社会学・リハビリテーション概論・基礎理学療法学
曜日 | 1時限 9:00 ~ 10:30 |
2時限 10:40 ~ 12:10 |
3時限 13:00 ~ 14:30 |
4時限 14:10 ~ 16:10 |
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月 | 運動学 | PTセミナー (サポート塾) |
リハビリテーション概論 | |
火 | 社会学 | 解剖学 | 解剖学 | 保健体育(講義) |
水 | PTセミナー (サポート塾) |
基礎理学療法学Ⅰ | ||
木 | 運動学 | コミュニケーション | ||
金 | 生理学 | 生理学 | ||
土 |
医学の基礎を学習した上で、様々な病気について理解を深めるとともに、病態を評価(把握)していく過程を学習します。
日常生活活動(Activities of Daily Living)=ADLは以前、日常生活動作と訳されていましたが、ADLの捉え方に呼応し、活動と表現されるようになりました。ADLは、ひとりの人間が独立して生活するために行う基本的な、しかも各人ともに共通に毎日繰り返される一連の身体動作群と定義されていますが、具体的には、家庭における身のまわりの動作(self-care)から家事動作、育児、裁縫、家屋修繕・維持、買い物、乗り物の昇降活動など生活関連活動をも含む広い範囲を意味します。病気やけがをした患者さんが、これらを再び取り戻すことは一番の関心ごとです。本講義では、障害とADLの関連を正しく捉え、個々の生活スタイルに適応したADLの指導が行なえるように、日常生活における不自由さを評価し、患者さんがより過ごしやすい生活を送るための知識・技術について学習します。具体的には代表疾患と障害に関して理解を深め、各動作の指導法、介助法、生活環境整備など、包括的な視点を学びます。
理学療法学科 専任教員
山崎 達彦
運動療法学・臨床運動学・神経内科学・整形外科学・理学療法評価学・日常生活技術論
曜日 | 1時限 9:00 ~ 10:30 |
2時限 10:40 ~ 12:10 |
3時限 13:00 ~ 14:30 |
4時限 14:10 ~ 16:10 |
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月 | 運動療法学Ⅱ | PTセミナー (サポート塾) |
理学療法評価法 実習 |
|
火 | 運動機能評価学 | 日常生活技術論 | 運動療法学Ⅰ | |
水 | PTセミナー (サポート塾) |
運動療法学Ⅲ | ||
木 | 理学療法評価法 | 日常生活技術論 実習 |
||
金 | 内科学 | 基礎理学療法学Ⅱ | 臨床運動学 | |
土 | 整形外科学Ⅰ ※1(指定日) |
整形外科学Ⅰ ※1(指定日) |
基礎知識を背景に、病態に対する実践型理学療法について学習します。
高齢者の骨折や変形性関節症等の「運動器疾患」に対し、各疾患の病態把握に加え、理学療法の実践に関して理解しやすく丁寧に講義と実技を展開していきます。理学療法士に必要とされる「知識」と「技術」は勿論のこと、対象となる患者さんへの「心理的サポート」も含めた「心豊かな臨床力」が身につくことを目標とします。また、グループワークの時間も積極的に設け、運動器系の「最新のトピックス」等に関して主体的な学習を図り、幅広い知識を得た上で、臨床実習に臨みます。講義を通じて自ら学ぶことの楽しさや新たな気づきといった探究心が芽生え、「受動的」から「主体的」な学びへと繋がるよう学生一人ひとりを全力でサポートします。
自己実現に向けて一緒に頑張りましょう!
理学療法学科 専任教員
青木 里実
精神医学・理学療法技術論・物理療法学・循環器障害理学療法学
曜日 | 1時限 9:00 ~ 10:30 |
2時限 10:40 ~ 12:10 |
3時限 13:00 ~ 14:30 |
4時限 14:10 ~ 16:10 |
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月 | 基礎理学療法演習 | PTセミナー (サポート塾) |
物理療法学 | 物理療法学 ※1(指定日) |
火 | 神経障害学Ⅱ | PTセミナー (サポート塾) |
神経障害理学療法学 ※2(指定日) |
神経障害理学療法学 ※2(指定日) |
水 | 呼吸器障害理学療法学 | 運動器障害理学療法学 | 運動器障害理学療法学 | |
木 | 義肢装具学 | 特講 ICF・評価実習対策 |
基礎理学療法演習 | |
金 | 理学療法技術論 | 理学療法技術論 | 特講 臨床実習対策 |
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土 | 整形外科学Ⅱ ※3(指定日) |
整形外科学Ⅱ ※3(指定日) |
内科学 ※4(指定日) |
内科学 ※4(指定日) |
理学療法士を目指せる専門学校の違いとして3年制と本校のような4年制の2種類に分かれます。最も大きな違いとしては、4年制は「高度専門士」の称号が取得できるという点です。「高度専門士」とは、「大学を卒業した者と同等以上の学力があると認められた者」に該当し、日本国内では大学学部卒業生に与えられる「学士の学位」とほぼ同等の称号となっております。その称号は一定の基準を満たす4年制専門学校の卒業生に付与され、本校の理学療法学科を卒業すれば「高度専門士」称号が得られます。「高度専門士」は確かな学歴があるという証になり、就職の際に大きなメリットになり、そして就職後の初任給や昇給の面でも、差が出ることがあります。また、大学院への入学資格もあるため、大学に入り直さずとも専門学校卒業後すぐに大学院へ進学することができ、「高度専門士」は将来の可能性を広げる称号であると言えます。その他、4年制の特徴としては、ゆとりある時間で豊富なカリキュラムを組むことができます。また、臨床実習後も充実した「症例検討会」などを行うことにより「知識」と「技術」の「総合力を高める」ことが可能です。
理学療法学科 教務主任
下田 健一朗
総合臨床実習・リハビリテーションセミナー・総合演習セミナー
国家試験受験資格取得
「理学療法士」免許取得